BAKERY
brio
街にひらく、いつものパン屋。


THE BEGINNING
はじまり
閉ざされた場所を、街へひらく。
広島の街で、長く親しまれてきたパン屋brio。
移転を機に、新しい店づくりが始まった。
計画前の場所は、通りに対して閉じたつくり。外から店内の様子が伝わりにくく、人の気配も奥に隠れていた。
求められたのは、調理の動線とパンの並べ方を整えること。そして、街との距離を見直すこと。

DESIGN
よりそう
パンと人の気配が、通りへにじむ。
新しく見せることだけが、移転の目的ではない。
昔からこの街にあるパン屋として、日々の営みが自然に外へ伝わる場所をつくる。
正面を大きなガラスで開き、店内の明るさ、並ぶパン、働く人の動きまで街の景色の一部にした。
入りやすさは、入口の形だけでは決まらない。
内側の気配が見えることから始まる。

SOLUTION
かいけつ
01
つくる、並べる、選ぶ。
動きを一本につなぐ。
厨房から売場へパンを運ぶ流れと、お客様がパンを選ぶ流れ。ふたつの動線がぶつからないよう、細長い空間を整理した。
左右に売場を分け、中央にまっすぐな通路を確保。奥の厨房まで視線が通り、店全体の動きが読み取りやすい構成。
作業のしやすさと、選びやすさ。
どちらも、毎日の店に欠かせない。

02
パンを主役にする、低い景色。
モルタルのカウンターは、空間を引き締めながらも強く主張しない。
視線を遮らない高さに抑え、パンが連続して見える長い売場をつくった。ひとつずつの表情や焼き色が、自然に目へ入る。
素材は静かに。
選ぶ楽しさは、豊かに。


03
境界を薄くして、街とつなぐ。
床のモルタルは、店内だけで終わらせず外部まで連続させた。ガラスの境界を越えて同じ素材が続き、通りと売場をひとつの流れにする。
ガラス枠には、錆び檜を使用。焼けたような荒い表情が、無機質なモルタルとガラスの間に手触りを加える。
外と中を分けながら、切り離さない。
街へ開くための、やわらかな境界。

ENDING
街の日常に、パン屋の気配を。
扉の向こうに、焼き上がったパンが並ぶ。
人が選び、店の奥では次のパンがつくられている。
ガラス越しに見えるその風景が、街を歩く人を迎える。
brioは、これまでの時間を受け継ぎながら、以前より少し街に近いパン屋へ。

PROJECT DATA
- PROJECT
- brio
- TYPE
- パン屋/店舗デザイン・施工
- LOCATION
- 広島市中区
- DESIGN / CONSTRUCTION
- MORIYASU DESIGN
街にひらく店を、一緒に考える。
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働きやすい動線。
商品の見せ方。
街とのつながり。
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